大湊ネブタ
大湊ネブタ(おおみなとねぶた)は、青森県むつ市の大湊地区で行われるねぶたです。
青森ねぶたの企業ねぶたとは違い、主に地域住民の手によって制作、運行されるねぶたである。
人形ネブタが主で、ネブタをその地域の住民が長いロープで曳いて町内を練り歩く。
ミニねぶた、町内・団体を表す先立ち、流し踊り、曳き手、人形ネブタ、太鼓と横笛の囃子方
という順に並んで運行しており、下北地方独特のスタイルで跳人は跳ねない。
電線や道幅によってねぶた本体の大きさが制限されており、青森ねぶたより一回り小型である。
大湊ネブタの他、下北地方には各地にねぶたがある。
むつ市田名部・同市川内・同市脇野沢・同市大畑、および風間浦村、東通村、佐井村でも行われている。
むつ市川内を除いて、主に子どもねぶたである。
8月第一週の金・土・日(町内によっては木曜から)に開催される。
大湊地区の各町内会とむつ市城ヶ沢、むつ市役所、海上自衛隊大湊地方隊などの約13団体が出陣。
江戸時代中期の紀行家菅江真澄は、日記に大畑でも行われていると書いている。
ねぶたまつりは津軽地方だけのものではない。また、近年になって青森を真似たものでもない。
江戸時代にはすでに下北地方でも行われていたのである。
<開催期間> H22年8月6日(金)~8日(日)
むつ大湊ねぶたについては
・むつ市役所HP
http://www.city.mutsu.lg.jp/index.cfm/16,1335,32,1,html
・むつ市「大湊ネブタ」画像集
http://www.city.mutsu.aomori.jp/nebuta/2008/nebuta2008.html